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今年6月にニューオリンズで行われました人材開発に関する世界最大のフェア「ASTD」に参加してきました。この中から、「eラーニングの変化と発展の形」についてご説明させていただきます。
今年のASTDは参加者総数が約8,000名、海外参加国としては、韓国を筆頭にカナダ、日本など77カ国、約2,000人が参加しました。6日間の会期の中でテーマごとに約300のコンファレンスが開催され、そして最後の2日間は約350社のエキジビションが出展されるという、文字通り世界最大の教育フェアでした。
この図は、私どもFXLIが毎年定点観測としてフォローしておりますASTDのテーマを図示したものです。上の方は政治経済の動向を示しています。また下の方はその時のASTDに多く見られたキーワードになっています。
上部の方ですが、90年代後半に拡大した米国ネットビジネスは2001年以後のネットバブルの崩壊、そしてあのセプテンバー11とエンロンやワールドコムなどの企業会計問題、あるいはコーポレートガバナンスの混乱により景気停滞を招いているという状況認識です。下の方では、ASTDで目立ったキーワードが時系列に示されていますが、eラーニングに関するものは昨年と同様に第一位でした。その他にも、ナレッジ・マネジメント、リテンション、リーダーシップなどに関するものが目立っておりました。
全体的には、昨年度に比べますと、eラーニングは企業内での制作・活用レベルが拡大し、一般化段階に入ったといえます。以前予測されていた市場拡大(2003年16,659Mドル)の数値予測に対しては遅れ気味の成長であるものの、社会への浸透が高まり、eラーニングの質的有効性は確実なものとなってきています。またインストラクショナル・デザインによる教材品質向上への関心の高まり、さらにeラーニングはナレッジ・マネジメント、eCRM、eHRM(eヒューマンリソースマネジメント)などとの戦略一貫性を強めて拡大しているといった印象を受けました。その変化の様子をいくつかご紹介したいと思います。 |